はじめまして。原田克彦と申します。
以前のエントリにもあがっていましたが、I/Oモジュール"GAINER"についてです。
Content
■GAINERとは
■GAINERを使用した例「Haohao_table」
■GAINERを体験!!
■GAINERとは
GAINERは、iamasのPDP(Programable Device Project)GAINER v1.0 開発チームによって開発されています。GAINERはPCとUSB接続で、センサからの値を取得したり、LEDやモータなどのアクチュエータを制御するI/Oモジュールです。マウス、キーボード以外からの入力、音と映像以外での出力などを行いたいときに、比較的簡単に取り扱うことができます。
体験してみないと得られない感覚やインタラクションを含むシステムなどをすばやく試作することで、頭の中で考えていても消えてしまいやすい動的なアイデアを具現化する手助けをしてくれます。このような環境をアーティストやデザイナーなど、より多くの人に利用してもらうことが目的です。
これも以前に書かれていたことですが、この様なI/O Module,Unitは、様々なものがあります。その中でGAINERと他のI/O Module との違う特徴を示すことで、GAINERの説明としたいと思います。I/O Module??という方は、前のエントリの「I/O Board,Module,Unit」でセンサーを使うを参照してください。
GAINERの特徴
•ユーザは自分自身のモジュールを部品レベルから組み立てて理解を深めることができる
•モジュール製作後は、部品やリード線を差すだけで回路が組み立てられるブレッドボードに 装着して利用できる
•ユーザは複数のコンフィグレーションの中から目的にあったものを選択できる
-アプリケーションによってアナログ入力、デジタル入力、デジタル出力、PWM出力の数の 割合を用意されているパターンから選ぶことができます-
•プログラマブル•ゲインアンプにより、アプリケーション側から出力電圧の小さなセンサなど の信号を増幅させることができる
•ソフトウェア&ハードウェアがオープンソースで公開
-ソフトウェアライブラリは、Mac osXとWindows XPの両プラットフォームでMax/msp, Processing,Flashが用意されています-
詳しくは、http://gainer.cc/にて。
■GAINERを使用した例「Haohao_table」
GAINERを使用した製作例として「Haohao_table」を製作しました。Haohao_tableは、丸テーブルに近づく人々の距離によってテーブル上に一枚の絵が生成される作品です。テーブルの中心にあるプランタには距離センサが六方向に内蔵しており、人やテーブル上のモノの距離によって生命体haohaoが発生します。haohaoには、オス•メスが存在し両性の関係が痕跡としてテーブル上に残ります。この作品は描画にProcessing、距離センサの入力にGAINERを使用しています。
ここでGAINERが使用している機能としては、6つの超音波センサが出力する距離に比例する電圧をアナログで入力し数値化しています。また、一度にすべての超音波センサを使用すると超音波が干渉し正確な値が採れないため、3つのデジタル出力によって対角線上のセンサだけが動くように制御しています(ポーリング制御)。ここでのGAINERからの値の取得・制御、テーブルに投影するイメージの描画にはProcessingを使用しました。
■GAINERを体験!!
「Haohao_table」を含めるGAINERは現在、初台にあるNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)のオープン・スペース研究開発エリアに展示されています。また、Max/msp,ProcessingによるGAINER体験コーナー、これまでのワークショップの映像、GAINERキットが展示されています。ショップでは、GAINERキットも販売しています。(オンラインでも購入できますが、お近くの方はどんなものなのか、ICCで体験してから購入することをおすすめします。)
研究開発エリアを含めた常設展示は無料なので、近くにお寄りの際は是非足をお運びください。
なんか、最後は宣伝じみてしまいましたが、今後もデバイス、ハードウェア的なトピックがあったら、書きたいと思っています。よろしく。
(写真資料提供:ICC)
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